Tax? Cab?

Taxicab という単語を時々耳にします。以前から聞いたことがあったのですが、その度になぜ taxi と cab と、同じ意味の単語を2つ続けて言うのだろう?と不思議に思っていましたが調べるまでには至らず・・・。で、調べてみました。

私を含めたほとんどの日本の人がそうだと思うのですが、taxicab という単語を耳にする前に taxi とcab という単語を既に知っていると思います。日本ではどちらも 「タクシー」 の意味で知られていますよね (cab の方は日本語での会話ではあまり出て来ないかもしれませんが。) でもどうやら taxi も cab もtaxicab という単語の短縮形で、taxicab という単語自体も元は taximeter cab という言葉を短くしたもののようです。では taximeter cab って何なのでしょうか?

Taximeter というのは日本語でも同じですが 「タクシーメーター」 のことです。4輪の車のタクシーでなかったとしても、お客さんを乗せて運賃をもらう車両に付いているメーターのことです。一方 Cab はというときっと私も含め多くの人が 「タクシー」 思い浮かべると思いますが、車のタクシーが一般化する前は cab は 「辻馬車」 の事を指していたそうです。「辻馬車」 って私は知らなかったのですが、タクシーのように駅前などでお客さんを待ち、希望の場所まで送り届け運賃をもらうという馬車のことだそうです。その後馬車から車のタクシーに変わってからもそれらは cab と呼ばれ、メーターのついた cab なので taximeter cab、これが正式名称のようです。ただ一般的にはこれらの省略形として taxi や cab という単語が使われているのですね。元の単語が taxi や cab だったのではなく、これらは省略された形だったのですね。語源って調べてみると面白いですよね。

Eiko

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