アメリカ出張と大学院進学
9 月の中旬、春美先生の代わりに通訳としてアメリカのイリノイ州とウィスコンシン州へ出張に行って来ました。去年の今頃は春美先生がウィスコンシンに。今回は春美先生のお計らいで私がアメリカへ行ってまいりました。アイオワの大学を卒業してから約5年ぶりのアメリカ上陸でした。
実は今年の1 月から私はoff-campus student としてイリノイ大学大学院に在籍しています。5 年前の学部卒業時、大学院へ行こうかどうか迷いながらも日本での就職を選んだ私は、帰国後もいつかは大学院で自分の専門領域を明確化し考えを深めたいと思い続けていました。会社員を経て、リンクスで教育の現場に立ち、たくさんの生徒さんを励まし、共に学び、留学や進学のお手伝いをする中で、「頑張れ、頑張れ」と皆さんを励ますだけでなく、もう一度私もみなさんのように頑張りたいという思いが強くなり、ひっそりと学校選びを始めました。生活の拠点を海外に移すという選択は今の私には現実的ではなかったため、リンクスでの仕事を続けながら通う事のできる日本の大学院を調べました。しかし私がイメージしている学びができそうな大学はなかなか見つかりませんでした。そんな時、海外留学をしているリンクスの生徒さんが一時帰国し、夏休みもオンラインの授業を受けているという話になった時にハッとしたのです。アメリカの大学は夏休み中もいくつか授業が開講していて、単位を修得することができます。さらにオンラインでの授業環境がとても発達しており、キャンパス外にいてもパソコンさえあればオンライン上で授業を受けることができ、課題図書を読むことも、クラスメイトとディスカッションをすることも、はたまた課題の提出も可能なのです。
そこで私はアメリカの大学院に焦点を定め、オンラインでの授業が充実している学校を探しました。そこでヒットしたのが、コンピューター技術の開発で有名なイリノイ大学でした。私の希望していた教育学に関してもとてもレベルが高く、オンラインの授業で全ての卒業単位をカバーすることも可能でした。私にとっては少しレベルが高い学校かもしれないと不安になることもありましたが、当たって砕けろという思いで、単願受験を決意したのです。春美先生にこのことを相談すると、すぐに背中を押してくださいました。Personal Statement(志望動機書)をジョン先生にチェックしてもらい、推薦状は春美先生に執筆して頂いたのはちょうど去年の夏の終わり頃です。
そんなわけで、今回春美先生の通訳のお仕事を私が代行する形でウィスコンシンへ向かい、その道中に大学院にも訪問することができました。普段はスクリーン越しに会う教授の先生方とも面会することができ、貴重な思い出となりました。訪問に喜んでくださった教授のお一人は、大学のオリジナルグッズや自身の著書など大量のお土産を持たせてくださいました(笑)現在私は教員と学生の二足の草鞋を履を履いていますが、試験前の憂鬱な気持ち、提出物の期限が迫り来る焦りなど、リンクスの中高生の生徒さんが抱えている
気持ちを、まさに私も抱えている時があったりもします。苦しいこと・嫌なことからは誰しも逃げたいけれど、努力を続けたその先には大きな成長が待っているものです。そんな苦しいこともいっそのこと楽しみながら、これからも英語を通して一歩一歩成長していきましょう!
Meg