高校2年生のTさんは中1からリンクスで英語を勉強していますから、5年になります。
中学まではジョンとの英会話クラスでした。高校に入って、受験英語と英会話の両方を学びたいということで、詠子先生とのプライベートに切り替えました。
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今週のある日、仕事をしながら二人のレッスンが聞こえてきます。で、びっくりしたのです。
彼女の通う高校ではフェイスブックなどのSNを禁止しており、Tさんは反論しているのです。もちろんすべて英語で、きちんとした文章で、きれいでとっても自然な発音です。
どうやら学校では今ネットが大きな問題となっているらしい。
何故禁止されていることに反対なのか、Tさんはひとつひとつ理由を挙げています。
たとえば学校に帰国子女が多くいるが、彼女たちはフェイスブックを禁止されることで、海外での友人たちのコンタクトを断ち切れてしまうのは不公平ではないか。
この問題について同級生たちとよく話しあうけど、自分たちにもっと自主性を認められるべきではないか。
詠子先生は、時折Tちゃんの間違いを直すだけで、ふたりでの本格的なディスカッションが展開されていきます。
レッスン後に、Tさんが今度は私に日本語できちんと自分の意見を述べてくれました。
そして3人で日米間の文化の違いについてまで、話は及びます。
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Tさんが帰った後、詠子先生は大人でもTちゃんのように自分の意見をきちんと英語で言える人は少ないとおっしゃいます。彼女のすばらしいところは英語力だけではありません。
日本語がしっかりしていること。そして自分の意見をもっていること。
英語力のはじまりは、実は母国語である日本語、そして自分の意見をもつことからだと詠子先生と結論づけました。みなさんはどう思われますか?
Harumi