言葉とリベラルアーツは生きる力

この夏休みは、横浜国立大学でTOEFL集中コースを教えました。

TOEFLの勉強は、勉強する内容が興味深いだけでなく、4技能を使う試験です。大変だけど、教養を身につけるにはうってつけの勉強です。

TOEFLの分野は、様々な内容を取り扱います。女性の参政権を獲得するための戦いだったり、戦争の話、医学、心理学、エスキモーの食生活、ガリレオが登場したり、ダーウィンの進化論、レイチェル・カーソンの「サイレント・スプリング」、遺伝子組み換え食品やジャズや絵画などのアート、三権分立、経済や株の話などなど・・ありとあらゆる分野にわたります。

例えば、もともとはインド、オーストラリア、アフリカ、南米、南極が一つだったゴンドワナ大陸。2億6~7千年前までは、南極は暖かくて緑が生い茂り、両生類の動物たちも住んでいたなんて想像できます?で、南極に流されて、いつの間にか氷に閉ざされるのだけど、その海域では実は壮大で美しい自然の営みにはワクワクします。

題材が、アメリカの大学の100番台(教養科目の入門編)中心だからそんなに内容は難しくはないけど、なんたって英単語が半端じゃない。でもコンテンツがおもしろければ、学生たちは乗ってくる。教養’なんて言葉は嫌いだけど、英語にすると、好きです。Liberal Arts リベラル・アーツ。自由になるためのアートなんて、いい。超クール!

また、今回ははじめてリーディングとリスニングだけでなく、スピーキングとライティングも担当し、英語4技能の互換性を実感し、いかに重要であるかを知りました。学生たちは2週間で、どれだけ実力をつけたか知るのは教師としての喜びです。

自分の考え、または読んで聴いたことの論拠を例をあげながら理論的に組み立て、話す、書く。日本の教育では、自分の意見を言うことがありません。学生たちは戸惑います。でも、自分で表現できるようになると、それが彼らの自信につながる。

 

その他、パッセージでは確かにそうは言っているけど、質問の表題からはマイナーだから消去しよう。あ、それは、事実ですか、それとも推論ですか?ちゃんと区別してね、などと言うものなら学生たちの頭はパズル???

 

でも最初は慣れていないだけで、少しずつ<英語的発想力>が身についてきます。ただ英語を学ぶだけでなく、考える力、表現する力がついてくる。もちろんそれは、基礎力となる文法と単語力があってのこと。

 

言葉を通して、生きる力を身につけるのだと思うのです。

Harumi

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