Instructor: Hello! How are you?
Student: I’m fine.
Instructor: That’s great! So, how was your weekend?
Student: Ah…. ah…. I went shopping.
Instructor: That’s nice! Where did you go?
Student: Shinjuku
Instructor: Oh, there must have been lots of people there. Did you get anything?
Student: I buy… bought a book.
Instructor: Oh really. What kind of book did you buy?
英語の先生との何気ないおしゃべり、こんな感じになっちゃってませんか?
「仕方がないよ。英語しゃべれないんだもん」 とおっしゃるあなた、そう思いたい気持ちは分かりますが、ここでの問題は英語ではなくコミュニケーション力の問題です。英語があまり話せない人でもコミュニケーション力のある人は相手からの質問を待たずに会話を続けていくことができます。もちろんスラスラと話せないにしても相手に質問させてばかりではなく、こちらからも手持ちの話を出していくという作業をすることができます。もちろん外国語で話す場合は文法が間違っていたりどうやって文章にしていいか分からない場合もあるとは思いますが、上の例の生徒のように相手の質問に対して淡々と答えるみたいな会話にはなりません。語学の先生は仕事ですからあなたがこういう話し方をしていてもずっと話を続けてくれると思いますが、こういう話し方しかできないと例え海外に住んでいたとしても頻繁に話してくれる人はあまりいないと思います。だってこういう人と話していても全然楽しくないですもん!
ではどうすればいいのでしょう?私はこういう話し方になってしまう生徒さん、または1つの質問に1つの文章でしか答えられない生徒さんには、1つの質問に対して最低3つの文章をつくって答えるように言っています。例えばこんな感じ。
Instructor: How was your weekend?
Student: Oh, I went shopping to Shinjuku. I wanted to buy a workbook for my TOEIC exam. I think I stayed at the bookstore for about 2 hours because I couldn’t decide which book to buy.
「新宿に行った」 と聞いたら普通は 「何をしに新宿へ行ったのかな?」 と思いますよね。「本を買った」 と聞いたら 「え~ どんな本買ったの?」 って思いますよね。これを相手に聞かれる前に先に言ってしまいましょう。1つの質問に対し最低3つの文章をつくって答えられるようにしておくと英語力も会話力も少しずつ上がっていきます。1つの質問に対して3つの文章がつくれるようになったら今度は5つ文章がつくれるようになるといいですね。1つの文章に5つの文章で返せると、相手に 「私はあなたと話しているのが楽しいです」というメッセージが伝わりますから、相手もあなたとまた話したいと思ってくれるはずです。相手に「あなたと話していると楽しい」 と思ってもらうというのは言語に関係なくコミュニケーションをとる上でとても大切なことです。会話が続かないという人は是非まずは 「最低3文!」 の練習をしてみて下さい。
最後に、何か聞かれたら相手に聞き返すのも忘れずに!その場合は “How about you? How was your weekend?” のように、同じ質問を繰り返す前に How about you? を付けると良いですよ。
Eiko