小樽・札幌便り

みなさんこんにちは。

リンクスアカデミーのブログ更新が久しぶりになってしまいました。
2018年は月末にみなさまに向けたメッセージ等を更新することを目標にしております。
リンクスの生徒さんはもちろん、受講を検討中の方、卒業生のみなさん、ぜひブログもご覧下さいね。

さて今年最初のブログは、春美先生からのメッセージです!
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小樽・札幌便り

 小樽で学会がありました。学会に行くと、短時間ですがその街の魅力に触れることができます。小樽は港濱都市として栄え、運河だけでなく、「北のウォール街」と呼ばれる地域には銀行など昔の面影を残す歴史的建造物が多く残っています。その中のひとつ、日本銀行旧小樽支店が金融資料館になっており、日本銀行の仕組みや役割、日本経済の歴史などを知ることができます。設計者の辰野金吾は東大工学部で学んだ後、たった3年間ロンドンに留学して西洋建築を学びます。帰国後日本を代表する日本銀行や東京駅のような西欧に劣らない美しい建築物を設計できるその叡智というか、才能に驚きます。またその英語力はどこからきたのでしょう。辰野金吾は佐賀県出身で、なんと高橋是清が彼の英語教師でした。
 驚いたのは、これだけではありません。札幌のシンボルでもある時計台は、130年近くたった時計は今でも正確に時を刻んでいます。1881年北海道大学の前身である札幌農学校が演武場でしたが、開拓使顧問として米国マサチューセッツ農科大学からケプロンや「少年よ、大志を抱け」の言葉で有名なクラーク博士たちを迎えています。考えさせられるのは、当時の教育のあり方です。学生たちは寄宿舎に住み、午前中1時間の復習と4時間の授業、午後は動植物採集や地学調査などの野外実習が行われており、理論と実践のバランスがとれています。農業教育だけでなく、知育・徳育・体育といった全人的教育が目指されたそうです。
 また英語教育に力を入れており、アメリカ人教師による授業はすべて英語で行われ、生徒たちは講義内容をノートにとり、寄宿舎に戻ってから清書をするのだそうです。最低4時間の自習が義務づけられていたそうです。新渡戸稲造や内村鑑三は札幌農学校の2期生ですが、展示されていた新渡戸稲造の英語のノートがなんとも美しい。
 学生時代は札幌ではスキーやジンギスカンでただ通り過ぎるだけだった古い時計台でしたが、まるで日本の叡智が凝縮されている貴重な建物に思えてきたのでした。

Harumi

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