家でひとりで英会話?

投稿者: | 2015年5月18日

「家でこそしゃべる練習をしなきゃダメだよ!」 と言うと大抵 「しゃべる練習をするって言ってもしゃべる人がいないから・・・」 と皆さん思うようです。そりゃそうです。で、人によっては 「あ~、アメリカ行ったら毎日英語の練習ができるのにな~」 とか言います。例えばアメリカに行ったら英語のインプットの量は当然増えるでしょう。でもアウトプットの量は自然には増えません。別にお店に行ったって、普通英語で話す事なんて “Thank you” ぐらいでしょう。「アメリカに行ったら友達と練習できる」 と思うかもしれませんが、あまり言葉のしゃべれない人にずっと付き合ってくれる人なんてどこの国にもそういるものではありません。

「じゃあしゃべる練習なんて結局できないじゃないか」 と思うかもしれませんが、結局自分に付き合ってくれるのは自分だけなのです。ですから自宅でのしゃべる練習は自分とするのです。

どうやって自分と会話の練習をするのか。練習では自分一人しかいませんから一人二役やります。その二役は質問をする人と答える人に分け、質問する人のパートは全部日本語でOK。しかもこのパートに関してはどうせ日本語なので口に出さずに頭で考えるだけどOKです。重要なのは答える人のパートで、実際の練習はこのパートです。日本語で考えた質問に対して自分でどのように答えたいか考え、きちんと口に出して答える練習をします。こんな感じです。

質問者:週末とかって何してるの?
答える人:Oh, well I try to go to the gym every weekend if I have time. But I often go drinking with my friends on either Friday night or Saturday, so I don’t actually go as often as I’d like to.
質問者:そうなんですか。家の近くにジムがあるんですか?
答える人:Actually there’s one really close to where I live, but the fee is quite expensive. So I go to a different one, which is about 10 minutes by bicycle.
質問者: もうどのくらいそこのジムに通ってるんですか?
答える人:Oh, let’s see… I started going there when I moved to my place, so it’s been about 2 years, I think.

棒読み的に答えるのではなく、きちんと感情を込めてやることが重要です。ですから 「え~っと」 とか 「そうだなぁ」 的な繋ぎの言葉も含めると本当の会話っぽくなります。

そしてもう一つ重要なのは、同じ質問に答える練習を何度も繰り返す事です。つまり例えば上の質問であれば、この会話をする練習を何度も何度も繰り返します。1日に何度もではなく、1日1回でもいいので何日も繰り返す (1ヶ月でも!) ことが大切です。皆さん同じ質問では飽きてしまうのか (分かりますけどね)、色々な内容を練習したがるようですが、口からスラスラと言葉が出てくるという状態になる前に別の内容に移ってしまったのではそれは基礎練習にはなりません。同じ質問を何度も何度も練習し、もう考えなくてもある程度口から出るようになるまで練習します。そうでないと実際にその質問をされた時、絶対に口からスラスラなんて出てきません。

「なんか大変・・・。いつまで経っても話せるようにならなそう」 と思うかもしれませんが、話せるようになりたいなら普通の場合はこうして地道に基礎を固めていくしかないのです。ですから楽しんで続けることが重要です。楽しんでやるには 「質問に英語でスラスラ答える私」 像を頭に描きながらやるといいですよ。「これ系の質問なら結構スラスラ答えられちゃう」 という質問を一つずつ増やしていきましょう!

Eiko

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