What time is it? って言わないの?

本屋さんに行く度に思いますが、英語の本ってTOEIC本から会話の本まで本当にたくさんありますよね。こんなにたくさんあるともちろん買う側も迷い放題ですが、本を書く側も膨大な数の中から手に取ってもらえる本を作らなくてはいけないわけですから、タイトルを付けるにも一苦労といったところでしょう。タイトルは本の顔ですから、中身を読む前に何かインパクトのあるものでなくてはいけないですからね。多分そういう理由からだと思うのですが、時々「OOと言ってはいけない!」だとか、「OOというのは間違いです」といったタイトルの本を見つけることがあります。本だけではなく、CDなど本以外の英語教材のキャッチコピーだったりすることもありますが、私はこういう売り方は日本人の英語に対する不安感を煽るだけでとても良くないなぁと日頃から感じています。

例えば私が見たことがあるのは「 “What time is it?” とは言いません」とか「My name is OO」とは言いませんといった感じのものなのですが、こんなこと言われたら、「え~ What time is it? って言わないの!?」「My name is OO も間違ってるの?私ずっとそう言ってたけど・・・」と非常に不安になりますよね。まあ私はこういった類の物の中身をきちんと見ていないのですが、きっと「状況によってこういう言い方はしない場合も多々ある」といった感じのことが書いてあるのだと思いますが、ただでさえ失敗を気にし過ぎるあまりなかなか英語で話せない日本人に対してこういうタイトルはなんだかなぁと思ってしまいます。

確かに見知らぬ人に街で「すみません、今何時だか分かりますか?」という時は What time is it? は普通はなしですが (その場合は Excuse me? Do you have the time? と言うと良いでしょう)、例えば家で昼寝をしていて目をさまし、そこにいた弟に「今何時?」と聞きたいなら通常 What time is it? と聞くはずです。同じように日本語でも「私の名前は佐藤太郎です」とわざわざ言いたい時は My name is OO で良いですが、普通はわざわざ「私の名前は」なんて言わなくとも「私、佐藤太郎と申します」ぐらいの言い方ですよね。ですからわざわざ My name is Taro Sato なんて言わずに、I’m Taro Sato でOKなわけです。

皆さん、こんな不安を煽るようなタイトルに惑わされてはいけません!間違えたっていいのです。普通はそういう言い方をしない時にそういう言い方をしてしまったっていいのです。間違って失礼な言い方をしてしまったとしても、フレンドリーに “Excuse me? What time is it?” と言ったら、「ああ、この人は悪気はなくこう言っているのだな」と分かってもらえるはずです。不安があっても、間違っているかもと思っても、やはり一番良くないのは何も言わないことです。こんなタイトルに惑わされずにどんどんしゃべってみましょう!

Eiko

LINKS について

リンクス管理者
カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です